2026/09/13

9月のウニと、牛乳瓶のこと

こんにちは

菅原商店の娘です。


本日、山田110号漁場でウニの口開けがありました。





9月も半ばを迎えようとしていますが、今年は記録的な不漁が続いたため、異例の口開けとなっています。


当店にも、本当にわずかですが入荷がありました。

現在、小瓶のみ、ほんの少しだけ販売しております。


僅かな量ですが、もしタイミングが合いましたら、ぜひご注文下さい。




そして、ここからは少し余談を。


先日、ウニが牛乳瓶小瓶一本分にも満たず、半端になってしまったものがありました。

瓶一本分にならないため商品にはできず、もうウニもそろそろ終わりだし、夫に食べてもらおうと持ち帰ったところ……


夫が2歳の長男に生ウニを食べさせ始めました。


(いやいや、食べるわけないでしょ💦)

と思いながら見ていたのですが、

一口食べた長男。

「おいしい。」

そして、また一口。

「おいしい!」

何度も口に運んでいました。

それを見た夫が、

「生ウニの美味しさがわかるか!そうかそうか!さすが俺の子だね!😁」

と、嬉しそうに食べさせていました(笑)


大きな声で言えませんが、私はウニ屋の娘でありながら、ウニがまったく食べられません。私に似なくて良かった〜と内心思いました😂



そんな出来事があった数日後。

今日は息子たちが寝静まったあと、
今日もお疲れさま。と自分を労わり、夫が買ってきてくれたスイーツを食べながらTVerで『水曜日のダウンタウン』を何気なく見ていました。


すると、

「1人のジジイが倒れたら即消滅しちゃうモノ、結構ある説」

という説をやっていました。


(最近見なくなった絶滅危惧アイテムの現状を調査!作れる職人が残り1人となってしまっているモノ&業界はあるのか?というもの)


その中の絶滅危惧アイテムのひとつとして紹介されていたのが、なんと「牛乳瓶」。


番組ではほんの少しの紹介でしたが、現在、国内で牛乳瓶を製造している会社は2社のみ、なのだそうです。

それを見ていて、ふと思い出したことがありました。


今から3年ほど前。

それまで当店で使用していた、八角形の牛乳瓶の製造元が、牛乳瓶の製造をやめることになりました。 


そこで資材屋さんが新しい製造先を探してくれている間、一時的に、飲料用の薄いガラス瓶を使った時期がありました。


ところが、その瓶はそれまで使っていた牛乳瓶に比べて割れやすく、配送中に瓶が破損するという、それまで牛乳瓶を使っていた頃にはまったく起こらなかったことが、何度かありました。


当時から「牛乳瓶はだんだん貴重なものになってきている」と聞いてはいました。


でも、テレビで「国内で製造しているのは2社のみ」と改めて知ると、


そんな貴重な牛乳瓶を納品していただいていることは本当にありがたいことなのだな

と、改めて感じました。


牛乳瓶があるからこそ、私たちはこの形で「瓶ウニ」をお客様にお届けすることができます。




今年は、記録的な不漁を経験しました。

海の中にあるものは、いつでも獲れるものではない。自然のものだからこそ当たり前ではないことを今年は身をもって感じた一年でした。



でも、考えてみれば、牛乳瓶ひとつとっても、それを作る職人さんがいて、工場があって、材料があって、長年の技術があって。


それらがずっと当たり前に存在するとは限りません。

「いつまで、この牛乳瓶でウニを販売できるんだろう。」


そんなことを考えると、夜も眠れなくなりそうですが、今あるものを、当たり前と思わずに、もっと大切にしていかなければならないなと思いました。



私がおばあさんになっても、その先もずっと牛乳瓶ウニがありますように…



(私達にとっては懐かしの八角牛乳瓶。分厚すぎず、これが1番手にフィットして好きです。)